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私を不自由にする


【Aメロ】
そこかしこに植えられた花
私は一輪手にとって
窓際に飾る
淡い部屋の影
涙は心の隅から流れ落ちる

【Bメロ】
優しい北風が開いた窓から頬を撫でる
私の魂をなぞるように
あなたの面影が淡く浮かぶ
涼しい風はあなたのどこを撫でるの

【サビ】
部屋の外に足を踏み出せば
あなたの胸に触れるのに
私の黒くよどんだ影は
どこまでも私を不自由にする


【Aメロ】
過去の面影に揺れたまま
私は湖に流され
未来へ漂流する
抜け出せない影
涙の潮は満ち欠けを知らない

【Bメロ】
飛び散った花びらを手にとってみる
私の温かな心へと
あなたの影は心の隅に潜む
花びらのようにあなたは消えてしまった

【サビ】
ここから逃げ出せれば
あなたの声を聴けるのに
私の影は面影を消して
どこまでも私を不自由にする

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二人の相思花

暗い花に囚われ
 傷は深く沈んで
 僕だけに咲く花の
 赤い花びら悲しい
 
 深遠の記憶の
 重く深く汚れた
 孤独な心に
 彼岸の花は咲いた

 誰からも
 見捨てられて
 一人で叫ぶよ
 もう二度と
 誰からも
 捨てられたくない
 咲く捨子花(すてごばな)

 
 誰からも愛されず
 世間は僕を捨てて
 神すら僕を見捨て
 僕は捨て子になった

 濁って澱んだ
 僕は救われるの?
 どうしよう、辛いよ
 誰か僕を助けて

 美しいね
 懐かしい声
 失ったはずの君
 一人じゃない
 君は笑って
 僕の手を握った
 咲く相思花(そうしか)

テーマは、再会です。
それと彼岸花。
彼岸花にはたくさんの別称があって、今回の作品で使っているのは捨子花です。誰からも愛されず、捨てられた青年は絶望の淵いる。だけれど、昔失ったはずの恋人が突然現れ、再会する。
そんな歌詞です。
相思花は、彼岸花の別称です。

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雨の降る日に


強く生きてこう
そう自分に誓ったはずなのに
あなたに抱かれているアタシは
こんなにも、弱い


あの雨の降る夜に
アタシはあなたと出会った
気高い瞳をしたあなた
優しい心を持ったあなた


アタシはずっと一人だった
一人で生きて
一人で死んでゆく
そういう運命なのだと
どこかで諦めていた


 だけど

あなたは言ってくれた
君は一人じゃない、と
優しい声音で
アタシを抱き締めて
何かが、救われた気がした


このすたれた世界で
もし変わらないものがあるのなら
私はもっと優しくなれる
この心と決別して
もっと強く生きていける

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あの日、春の日


こんなにも優しい子なのに
こんなにも重い物を背負っているの?

温かい風が
君の柔らかな黒髪を揺らした
まっすぐ、街並み見つめる
君の横顔が
とても愛らしかった

白く優しい心を持つ君
柔らかい春の陽射しが
どこまでも君を照らし、包む

こんなにも優しい子なのに
どうして この子だけが
こんなにも可愛い子なのに
どうして この子だけが
こんなにも重い物を背負っているの?



いつまでも
君は笑顔を崩すことはなく
まっすぐ、世界見渡していた
君の眼差しが
とても心強く見えた

脆く敏感な心を持つ君
撫でるような春の風が
桜の花びらを空へと、飛ばす

こんなにも優しい子なのに
どうして この子だけが
こんなにも可愛い子なのに
どうして この子だけが
こんなにも悲劇を背負っているの?

こんなにも大好きなのに
どうして 君は
こんなにも大切なのに
どうして 君は
私から離れていこうとするの?

こんなにも君のことを思っているのに
こんなにも抱き締めているのに
どうして 君は
そんな悲しそうな目で見るの?

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空無


暗い過去がいつも僕を責める
逃げても逃げても
影は必ず僕を捕まえて
心に大きな傷を残してゆく

僕が悪いのですか?
僕が悪いのですか?
誰も悪くないはずなのに
何かが悪くないと
僕は何かが不安定になるんだ

あの日の出来事と
僕は対峙できなくて
別れの言葉は
喉に詰まりっぱなしで
結局何も言えないんだ

優しいあの人が
僕の首を絞める
悲しくて憎くて
僕は夢の中で悲鳴を上げた
真っ暗な部屋に僕は一人ぼっち

僕は救われますか?
僕は救われますか?
誰も罪なんてないのに
何かに罪がないと
僕の心は壊れてしまいそうで

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幸せです


生まれてから一度も
不満を口にしたことはなく
大切な人のためにと
苦しみも苦痛も
幸福で押し潰し
私の暗い感情を
隠し続けた

胸が痛い
声が出ない
笑えない
幸せじゃない
  ――そう気づいた時は遅すぎて


私は幸せです
大切な人もいるし
五体満足、日々の生活も嫌いじゃありません
だから私は笑っていないと
幸せだと言い続けていないと
何かに申し訳ない気持ちがするんです



悲しみも辛い過去も
目を逸らして押し殺して
ただ幸せに振舞っていた
私は辛くない
幸せなんだと
今日も無理して
笑っていた

どうして?
なんでこんなにも
苦しいのだろう
泣きたいのだろう
どうして?
  ――あなたは泣きそうな顔をしているの?


私は幸せです
あなたがいてくれるし
身体は丈夫、病気一つしやしません
だから渡すが笑っていないと
幸せだと言い続けていないと
何かに申し訳ない気持ちがするんです

だから私は
今日も胸の鈍痛を隠して
"笑う"
空虚なこの心を、隠して

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ママの愛の詩


君は愛されるために生まれてきたの
そんな事、言わないでもわかるよね?

優しい君へ、ママはもうダメなようです
ママの身体は日々、白い影に侵されて
ママを力を奪ってゆきます
君を抱く事ができなくなる前に
これは、ママから君への
最初で最後のメッセージ

君が生まれた時
ママとパパは幸せで嬉しくて
二人で静かに涙を流したものでした
君の名前を決めるのに
夜遅くまでパパと話しあって
それでも中々決まりませんでした

あの夏の日、君が生まれて
ママの世界にたくさんの輝きが生まれて
幸せで、愛おしくて
愛おしくて、幸せで

ありがとう、生まれてきてくれて
ありがとう、君のママでいられたこと

ママの命は、後二カ月
白い影がママを殺そうとしています
だけれども、ママは怖くないよ
君とパパがママを支えてくれるから
ママはどんな事があっても幸せでいられるよ
君がもっと大きくなったら
ママの事、覚えてくれる?

君はこれからたくさんの辛い経験をする
悩んで、焦って
とても心が苦しくなる
だけど、これだけを思い出して
君を、愛してくれる人がいる
君は一人じゃないよ
ママは君を愛しています

もうすぐ終わりが来るけれど
ママは君と一緒にいれただけで
幸せで、愛おしくて
大切で、大事で
喜んで死を受け入れましょう

ありがとう、生まれてきてくれて
ありがとう、君のママでいられたこと

ごめんね、君を1人して
ごめんね、最期まで愛せなくて
ありがとう、私のたった一人の息子へ
最大の愛をこめて、この詩<うた>を

君を愛したママより

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嗚呼、恋情


 神実(かむざね)影
 私を阻む
 夢色消えた
 成れの果て

 久遠に続くこの肉の拷問
 思ひはいつ消え
 いつ燃ゆるのか
 否、すでに無い

 赤い布団
 温もり消えず
 なぜこうも私を
 蝕み、壊しゆくのか
 嗚呼、無情
 お前がいない朝を剥かるのは

 遠い歌
 私を蝕む
 面影消えた
 娘の末路

 久遠に続くこの肉の拷問
 思ひはいつ芽生え
 いつ花を紡ぐのか
 否、はじめから無い

 万華鏡光り
 お前の目と同じ
 なぜこうも私を
 苛み、責めゆくのか
 嗚呼、恋情
 お前に恋をした哀れな私

 籠の中の鳥は
 外を知らず
 井の中の蛙は
 大海を知らず

 朽ち、果て
 滅び、死ぬ運命<さだめ>

 されど、お前と
 朝を迎えることができるのなら

 井の中の蛙も
 空の青さを知ることができよう

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自殺のススメ

 違和感のない怠惰な日常
 歪みを見つけるなら
 君の隣にぶら下がる首吊り死体
 
 ゆらり、ゆらり
 ほらほら死体が君を見ているよ
 ゆらり、ゆらり
 それなのに君は無視できるの?

 ほら死のうよ首吊りで
 服毒自殺じゃ確率低いし
 リストカットじゃ死ねるわけない
 
 日常にさよならしようか
 傷のない、ピュアな君に
 世界にバイバイしようか
 知らんぷりする、君へ

 違和感の消えた歪んだ日常
 歪みを矯正するなら
 その怯えた表情は一体なんだい

 ゆらり、ゆらり
 ほらほら死体が君にキスしたよ
 ゆらり、ゆらり
 なのにまだ君は無視できるの?

 ほら死のうよ飛び降りで
 大迷惑 だけど関係あるの?
 死ぬなら確実な方法を選ぼうよ

 現実にさよならしようか
 無知で、優しい君に
 世界に別れを告げようか
 目を逸らし続ける、君へ

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ツキススメ


 怖くて死にそうで
 ただ、逃げるだけの日々を過ごしてきた
 前を見て
 足が竦んで
 後ろを向いてしまう
 いつまで続けるんだろう
 こんな、臆病な私
 変わらなきゃ
 そう、焦った声で呟く

 イルミネーション、華やかで
 瞼を熱く燃やす
 フラストレーション、胸に詰まって
 不満ばかりの自己防衛

 暗く鬱鬱しい日々にさよなら
 新しい日々のためのレボリューション
 拳に力を込めて
 私の壁をぶち壊す
 暗く濁った日々は弱々しくて
 光り輝く日々は華やかなイルミネーション
 優しく口に出して
"前へ、突き進め"


 辛くて死にそうで
 ただ、沈むだけの日々を過ごしてきた
 前を見て
 すぐ諦めて
 後ろを向いてしまう
 いつまで続ければいいの?
 こんな、意気地なしの私
 進まなきゃ
 そう、決意を籠めて

 イルミネーション、美しくて
 凍えた大地を溶かす
 フラストレーション、溜まりっぱなし
 不満ばかりの自己陶酔

 暗く鬱鬱しい日々に別れを
 新しい日々のためのレボリューション
 真っすぐ前を見て
 私の壁に立ち向かう
 暗く濁った日々は凍えそうで
 光輝く日々を描いて、イルミネーション
 優しく口に出して
"前へ、突き進め

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