空の翡翠

 
■ヤンデレ
 「ねぇ、ちゃんと僕の顔を見てよ。……何さ、その顔。何でそんなに僕を睨んでいるの？ 悲しいなぁ、君に恨まれるなんて。僕はね、君が大好きなんだよ。だからこうやって君をこの部屋に閉じ込めたんだ。一生逃がさない。君は僕の物だから。だから、ね。ちゃんと僕の顔を見て。誰が主か、分かってもらえないと、僕が困るからねぇ？」

■立ち向かう
 「僕は非力な存在で、君らみたいに大きな刀を振るう事もできないけど……それでも、僕は立ち向かいたいんだ。自分の運命に、自分の限界に。だから僕を連れて行って。僕は弱い。だけど、運命に抗う力は持っているつもりだから。……さぁ、行こう。立ち向かってやる！！」

■魔導師
 「天よ、大地よ、我が魂（たま）に力を与えよ。邪悪なる者どもを殺める力を、我が右手に。……さぁて、君たちの悪行もこれまでだよ。僕のこの力に、剣一つじゃ立ち向かえるわけがない。逃げるのが賢明な判断だけど……君たちの今まで積み重ねてきた悪行を考えると、ここで殺さないとね。……さぁ、天よ、今こそ天罰をッ！！」

■自殺を引きとめようとする少年
 「おいおい、これは冗談でしょ？ 今、君何やろうとしているの？ ここから……飛び降りるの？ 学校の屋上から、飛び降りるつもりなの！?  ちょ、飛び降りたらどうなるのかは分かっているよね？ 死ぬよ！？ なのに飛び降りるって……ちょ、待って！ まだ、まだ飛び降りないで！ 僕の、話を聞いてからにしてくれよ！」

■中学生
 「はぁ～昨日夜遅くまでゲームしてて、寝不足だわ～。それに一限目から体育とか、マジ最悪……。寝不足で足取りが不安定だよ……ふぁあ……体育、サボっちゃおうかな……。あー面倒くさいし、サボっちゃってもいいかー。それじゃ、屋上へレッツゴー！ そして寝よう……」

[3回]