空の翡翠
小説や歌詞、声のお題などを配布しております。お仕事募集中ですので、気軽にご依頼くださいませ。
セビア色の十一月
セピア色の十一月
古びた公園の
錆びれたブランコ
赤い靴履いてた子どもに
帰るべき家はない
いつか迎えに来てくれるのかな
そう、口に出してみて
枯渇した涙腺を動かしてみる
少女は
顔も知らない両親を待って
十一月に置き去りにされた
へその緒のついた赤ん坊
泣き声受け止める
母の姿は夜の街に消える
凩吹く冬の公園に子どもは
一人置き去りにされた
いつか迎えに来てくれるのかな
そう、流した涙は
誰にも受け止めてもらえない
赤ん坊は
見たこともない両親を待って
十一月に置き去りにされた
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