空の翡翠
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光を掴め!
闇の世界であなたの声を聞いた
優しくてどこか威厳の感じるテノール
あなたが懐かしく感じた
どこからか手が伸びて私の手を強く握った
男らしい温かい手
すぐにあなただと分かった
あなたは闇に堕ちた私を救うために
わざわざ私を探しにきてくれた
私はあなたの手をしっかり握り返して
光の世界へとあなたと
闇の世界にお別れを告げて
あなたの幸せな笑顔を見るために
私は必死に光を探し求めた
掴んだ光は眩しくて
あなたの顔は穏やかで
私は幸せであなたも幸せだった
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切愛輪廻
復讐の代償は重すぎて
あなたの恋人の刃が
私の喉元に冷たく触れた
私は抵抗なんてする気はなく
ただあなたの事を想った
あなたの顔
あなたの輪郭
あなたの優しい声を
私とあなたはここじゃない別の世界で
必ず共に過ごせるから
この世界で殺されたとしても
あの世界であなたと会えるから
未練などあるはずもなく
私は赤い蝶になったの
自由の海へ
終わりを切望 屋上へ登る
冷たい風 壊れるために
あれだけで 怖かったのに
どうして こんなにも穏かなのだろう?
世界が反転する
青い海の底へ
自由を求めて ダイビング
優しい人 欲しかった
辛いんだ 生きているのが
みんなに みんなに
罵られ 嫌われて
みんなに みんなに
邪険にされて
それでも
生きてて楽しいなんて言えるの?
ごめんね
僕のために全てを捧げてくれた
愛おしくて
愛おしい
とても大切な僕の彼女
君が闇へと走るのなら(僕もそれに寄り添いましょう)
君が光を望むなら(僕は君を光に誘いましょう)
僕が一番愛した君の笑顔(それを汚す者は消してみせる)
僕の新しい世界をくれた君へ(最後の言葉を)
闇はとても寒くて 光はとても温かい
手を伸ばし続けて 走り続ける
もうそんな必要はないよ
僕が 君を守るから
ごめんね
僕は君を守れる人だったかな……?
ごめんね
今度こそ二人で光を掴もう
首吊りの連鎖
あんたは言った
物事に根拠なんてない、と
今に分かったよ
世の中ぜんぶ、無意味だよ
優しい女の子がいたんだ
俺の彼女でさ
人の気持ちの分かる子だった
だからかな
人一倍傷つきやすくて
一人でなんでも抱え込んじゃって
ある時彼女が暗い顔してたからさ
どうしたの? って聞いたんだ
そしたら彼女
「お母さんが死んだの」
って泣きながら小さな声で言って
俺はなんて言えばいいのか分からなかった
あんたならなんて言った?
「俺がいるから、泣くな」とでも言った?
あんたはそんな事言わないよな
あんたならきっと、死んじまったから
よくわからねぇーけど
何も言わなかったんじゃねぇの?
面倒は御免のあんただ
何も言わずに、ただ彼女の肩を抱いてあげて
そうすると思うよ、俺は
まあ、あんたがどうするかなんてどうでもいいか
でな、俺は彼女に何も言えなかった
それから日が経つ事に彼女、やつれててさ
だんだん声もかけずらくなって
彼女との縁は、切れたんだ
なんで、気づいてあげられなかったんだろうな
彼女があんなにも思い悩んでいる事に
どうして早く気づいてあげる事ができなかったんだろう
ああ、それはきっと俺の怠惰だな
俺のせいだ
だから彼女は首を吊って自殺した
誰からも心配されず相談相手もいないまま
一人寂しく死んでいったんだ
ああ、先生?
あんたなら今の俺になんて言葉をかけるんだ?
「馬鹿野郎!」か?
それとも「仕方ない」か?
どっちなんだろうな……。
ああ、先生
先生
先生がいてくれれば、俺はもう少しまともに生きれたはずなのに
先生は、自殺しちまったから
もういない
だから俺はただ一人なんだ
一人ぼっち
一人ぼっちで首を吊るのさ
誰も悪くない
顔がぐちゃぐちゃで
胴体が切り離されていて
切り離された部分が
黄色く腐敗していて
たまらなく醜い、死
もし、人間全てが平等だと言うならば
死が平等の証拠
誰もが死んで死に方は選べない
自殺なら別かもしれないけれど
そもそも、自殺って不平等のなれの果てだし
どうしてこんな世の中なんだろう
どうして人が自分を殺さなきゃいけないんだろう
誰が悪いの?
何も悪くないんだろう
きっと、何かが悪いなんて言えなくて
何も悪くない
誰も悪くない
だけど、この胸の痛みは消えることない
どうしてこんな世の中なんだろう
どうして人が自分を殺さなきゃいけないんだろう
誰が悪いの?
何も悪くないんだろう
きっと、何かが悪いなんて言えなくて
何も悪くない
誰も悪くない
だけど、この胸の痛みは消えることない
悲しみのアンサー
七月の明り 眩しくて、消えた
どこまでも物悲しいストーリー
浮かんでは消えてゆく私の影たち
ささやかな願いは大きな意志に打ち消されて
誰もが恨み言を呟いて
私にまで罵って
怖くて悲しくて私は私を恐れた
運命の数式の
アンサーは誰も知らず
鋭く尖った銀の刃が
胸を突き刺し皮膚を抉った
悲しい思いはどこかに置き去りにしてしまって
銀のワールド
銀のワールド
くるくる回る人たち
底まで響く笑い声に包まれて
太陽の光は今日も見えない
あなたは一人で外へ出た
だから殺されてしまったの
銀の世界の住人に 狂ったように
ここからは出てはいけない
死ぬまで回り続けて
死んでいかないといけない
銀の鎖に囚われた
無数の人々を
私は嘲笑うの
個性がないね、って
銀のワールド
同じ服を着た人たち
同じことをして同じものを食べる
違うことをしてはいけない
光を探すのは異端なこと
ここに太陽の光なんてない
銀色の世界は 銀色しかない
それ以外の色はない
あったとしても
探してはいけないのだから
消えたい・生きたい症候群
生きたい
死にたくない
消えたい
消えたくない
どうして、私は
生きてるの?
あれほど望んだ、死
何度も決行した、自殺
なのに、どうして
ああ、空が青い
なんて綺麗な色なんだろう
漏れた吐息は温かく
ささいなことが嬉しくて
それなのに私は
まだ死にたいと思うの?
よくわからない
わからないけど
この空の青さが続く限り
私は生きてて
いいのかな?
なんて思ってみる
消えたい・生きたい症候群
私は悪女
私は泣かない
憎しみ続けたあなたになんて
絶対に泣くものか
泣いてたまるものか!
私はあなたを恨み続ける悪女であり続ける
あなたに受けた恩を忘れ
あなたに暴力をふるい続けた私に
あなたを想う資格なんてない
あなたが苦しむならば
私はそれを嘲笑おう
あなたが絶望するならば
私はさらに深い絶望を用意しよう
私は悪女
悪女のままで、あなたの最期を見届けましょう
でも、なぜか浮かぶ不思議な感情
あなたへ対する愛情なんてないのに
浮かぶこの感情
命消えゆくあなただから?
それとも
――家族だから?
あなたの最期に涙を流す資格などない
そうココロに決めたはずなのに
この湧き上がる涙は、何?
この蠢く想いは、何?
私は悪女であり続けたい
なのに、どうして
この想いは
消えないの?
私は悪女
あなたの死を嘆く資格など、ない
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